ベタな純愛が書きたくなったとかなんとか(死

[東方project/パチュアリ]

(眠り姫……?)
 そんなことさえ、アリスは一瞬想ってしまう。
 始めて見る、パチュリーの安らかな寝顔だった。
 何か、倖せな夢を見ているのだろうか。普段より幾らも柔らかな表情は、笑顔のようにさえ見える。
「……あ」
 気が付けば、眠るパチュリーの頬に、そっとアリスは手を伸ばしていた。
 さらさらと掌を滑る彼女の頬の感触。
 なんだか、とてもいけないことをしているかのように。背徳な高揚感と、後ろめたさが同時にアリスの心には溢
れてくる。
(――こんなに)
 こんなに無防備なパチュリーの姿なんて、初めて見た。
 そしてこんなにも、柔らかな笑顔のパチュリーなんて、初めて見た。
(ああ――)
 この笑顔が自分に対して向けられたものではないと、判っている。けれど判っていても……否応無しに、アリス
の心は高まりときめくようだった。
 アリスは――パチュリーのことが好きだった。
 どうして好きになったのかなんて、判らない。ただ気が付けば、自然とパチュリーのことを好きになってしまっ
ていて。あとは彼女を好きになってしまっている自分に、後から気づくだけでしかなかった。
(いけない、のに……)
 これ以上勝手に、パチュリーに触れてはいけないのに。それでもアリスの指先は、ここぞとばかりにパチュリー
の頬へと撫でるように触れる。上質の絹のようにさらさらな、心地よい感触を確かめるように。少しつついて、少
し滑って、パチュリーの顔をゆっくりと撫でていく。
 指先は頬から、やがて彼女の唇へと触れる。とても柔らかな弾力が、アリスの指先には伝わってくる。
 ――けれど、物足りない。指先では……。
(いけない、のに……)
 もう一度心の中で、そう自分に言い聞かせるようにしながら。

あまりにも更新されないのもアレなので、現状報告をc⌒っ.д.)っ


上のパチュアリ。急に純愛が書きたくなって、寝込みにキスとか書きたくなったらしいですc⌒っ.д.)っ
使い古された安直なシチュは、やっぱりそれだけ安易に書けて、しかも書いていて楽しいですよね。18禁のお話になるかは判りませんが、なれば夜伽話に投稿を、ならなければサイトでのみひっそりと公開します。短いお話ですので、たぶん数日のうちには書き上がるでしょう。


マリみて。遣らず〜のほうの更新要望を拍手でたくさん頂いておりまして嬉しい限りなのですが。一応話を終わらせるときにはこういう展開にしよう、と決めてはいるのですが、間間は結構行き当たりばったりで話を作っておりますのでどう展開させて良いやらで悩んでおります(死) 何かいい展開や見たい展開がありましたら、是非こっそり教えて頂けますとそのまま丸パクりするかもしれません(万死)
あと以前にも書きましたが、そのうち祐麒志摩子の性的描写も話の一端として描く予定ですので、苦手な方はご注意下さい。一応注意書きして、回避しても話しに障りがないようにするつもりではありますががが。

あとメールフォームやmixiで教えて頂いていたREADY×GO!さま主催の18禁企画ですが、すっかり失念しておりまして気づいたら締め切りを約半月も過ぎておりました(死) 態々教えて下さっていた方には、本当に申し訳ありません。これほど自分が何も考えずに参加できる企画というのも、そうそう無い気がしますのに(苦笑)


戻って東方。前回の日記の文×椛は書いてて楽しくなってきたので、書き上げたら夜伽話に投げたいと思っております。自分には珍しく馬鹿っぽい文体で会話文の割合も多く、敢えて修正せずに勢いのまま書きあげてそのまま使う予定です。こちらは短くはならないと思いますので、まだ少し日数が掛かるかもしれません。掛からないかもしれません。(どっちだ)


創作百合。書いてますが、こちらは分量がヤバいのでまだまだ日数が掛かります。


コミケ。受付確認葉書は取り合えず届きました。2月サンクリはまだ申し込んでいませんが、一応申し込むつもりです。また落ちる可能性も無きにしも非ずですががが。